こんばんわ★
今回、ChouChou★髪知識
◆カラーリングの大敵◆
紫外線にご用心!
夏は、ヘアカラーが褪色しやすい…というのは、ヘアカラーをしたことがある方ならば、経験的にご存じだと思います。
では、なぜ、褪色するのでしょうか?
褪色するワケとその防止方法をお話する前に、まず、ヘアカラーはどんな作用で、髪に着色しているのかを簡単にご説明しましょう。
ヘアカラー剤は、脱色作用と染毛作用、ふたつの作用をもった不思議な薬剤
女性に限らず、男性もカラーリングする方が増えていますが、意外と、カラーリングの仕組みについては、ご存じない方が多いのではないでしょうか?
ヘアカラーは、髪の明るさ(脱色作用)と、色合い(染毛作用)を一度に変えられる薬剤を使って行います。
髪を明るく、軽く見せるのは、薬剤の脱色作用によるもの。
一方、ブラウン系やマット系、アッシュ系など、染料で髪を着色するのが、染毛作用。
ヘアカラー剤は、脱色と染毛、このふたつの作用を利用して、髪の表面を覆っているキューティクルを開いて、髪の内部に染料を浸透させて、髪を着色します。
ナチュラルなブラウンから、鮮やかな色、微妙なニュアンスの色まで、さまざまなカラー・デザインを楽しむことができるのは、この魔法の薬剤=ヘアカラー剤のおかげです。
☆ヘアカラーが褪色するワケ☆
カラーリングの色が落ちるのことを「褪色」(たいしょく)といいます。
褪色は、髪の内部に浸透した染料が、髪の内部にとどまらず、外に流れ出てしまうために起こります。
褪色の原因は、水、熱、紫外線、アルカリ
せっかく美しくカラーリングしても、長時間、直射日光にあたると、色が褪せてしまいます。
これは、紫外線が、髪の中に定着した染料をバラバラに分解するため。夏場は特に紫外線が強いため、褪色しやすいのです。
また、毎日のドライヤーやヘアアイロンなどの熱によるダメージも、退色の原因になります。
髪を作っているケラチンタンパク質は、熱によって変性しやすいという性質を持っています。
そのため、熱によるダメージを受けると、髪の表面を覆って、髪の内部を守っているキューティクルが開きやすくなります。
キューティクルはうろこ状になっているため、開いて、隙間ができると、内部の染料が外に流出しやすくなるのです。
カラーリングした日は、汗や水にも注意を
あまり知られていませんが、カラーリングしたての時は、「汗」も退色の原因になってしまいます!
汗は、99%が水分で、しかもペーハーがアルカリ性のため、髪を膨潤させる原因となるためです。
海やプールの前日にカラーリングしたり、カラーリングした帰りにスポーツクラブで汗を流したりというのは、せっかくきれいにカラーリングした色を、いきなり褪色させてしまう原因をつくっているようなもの。
きれいなヘアカラーを少しでも長持ちさせるためには、カラーリングをした日は、シャンプーも避けてほしいのです。
以上!
夏の紫外線に負けないで下さい!